ALEXANDRE CHAILLON

 
Coteaux Sud d'Epernay 1.68 ha bio natural grower
アレクサンドル・シャイヨンは学業を修めた後、エンジニアとして働いていましたが、母方の家族のブドウ畑を2017年に継承。エンジニアの仕事を止め、2018年から自身のシャンパーニュを造り始めたネオ・ヴィニュロンです。完璧主義者で細部へのこだわりの強いアレクサンドルは、最初から自分がどんなシャンパーニュを造りたいのか明確なヴィジョンがありました。このため最初にステンレスタンクで醸造したものは気に食わず、全て蒸留所に売却してしまいました。そんなアレクサンドルのシャンパーニュは、ディテールを重視したアプローチで、表現力豊かで純粋な構造の美食のシャンパーニュです。
 

Vitrail

ヴィトライユ
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール54%、シャルドネ40%、ムニエ6%
  
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレス。軽いデブルバージュの後、3品種の果汁を澱と共に直接樽(古樽)に入れてアルコール発酵。その後、引き続き樽で11ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自発的に実施。2018年のヴァン・クレールは11ヶ月の熟成の後、さらに12ヶ月熟成。その後、2020年の7月24日に2018年と2019年のヴァン・クレールをブレンドして、無清澄・無濾過でティラージュ。瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。ルミュアージュを手動で行って、ア・ラ・ヴォレで2023年1月デゴルジュマン。亜硫酸は圧搾時に少量添加するのみで、その後はデゴルジュに至るまで無添加。ドザージュは2.5g/lのエクストラ・ブリュット。アルコール度数12度。総生産量2,289本+マグナム58本。2023年10月時点のSO2トータルは25mg/l。
 「Vitrailヴィトライユ」とは、フランス語で「ステンドグラス」を意味します。まるでステンドグラスのように、そして単一のリューディであるかのように、完成度のあるアッサンブラージュで魅了します。

  
 

Stellaire de Breux

ステール・ド・ブルー
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレス。軽いデブルバージュ(前清澄)の後、果汁を澱と共に直接樽(228リットルと300リットルの古樽)に入れてアルコール発酵。その後、引き続き樽で11ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自発的に実施。2018年のヴァン・クレールは11ヶ月の熟成の後、さらに12ヶ月熟成。その後、2020年の7月24日に2018年と2019年のヴァン・クレールをブレンドして、無清澄・無濾過でティラージュ。瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。ルミュアージュを手動で行って、ア・ラ・ヴォレで2023年1月デゴルジュマン。亜硫酸は圧搾時に少量添加するのみで、その後はデゴルジュに至るまで無添加。ドザージュは2.5g/lのエクストラ・ブリュット。アルコール度数12度。総生産量1,335本。2023年10月時点のSO2トータルは16mg/l。
 「Stellaireステレール」とは、フランス語で「星の光」を意味します。ブリュニーのリューディのテール・ド・ブルーが煌めく星の光のようなことから、このように命名しました。ステレールとは、『ハコベ』という植物のことでもあります。テール・ド・ブルーの区画の近くにはこの植物が自生しています。

  
 

Duo de Breux 2018

デュオ・ド・ブルー
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%
   
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレス。軽いデブルバージュ(前清澄)の後、二つの品種の果汁をブレンドして澱と共に直接樽(300リットルの新樽)に入れてアルコール発酵。その後、引き続き樽で12ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自発的に実施。その後、2019年8月30日に無清澄・無濾過でティラージュ。瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。ルミュアージュを手動で行って、ア・ラ・ヴォレで2023年1月デゴルジュマン。亜硫酸は圧搾時に少量添加するのみで、その後はデゴルジュに至るまで無添加。ドザージュは1.5g/lのエクストラ・ブリュット。アルコール度数12.5度。総生産量423本。2023年10月時点のSO2トータルは20mg/l。
リューディ“テール・ド・ブルー”のシャルドネとピノ・ノワールの果汁段階からのアッサンブラージュであることから『デュオ(二重奏)・ド・ブルー」と命名しました。

  
 

Lamier des Renards 2018

ラミエ・デ・ルナール
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール75%、ムニエ25%
   
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレス。軽いデブルバージュ(前清澄)の後、二つの品種の果汁をブレンドして澱と共に直接樽(300リットルの中古樽)に入れてアルコール発酵。その後、引き続き樽で12ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自発的に実施。その後、2019年8月30日に無清澄・無濾過でティラージュ。瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。ルミュアージュを手動で行って、ア・ラ・ヴォレで2023年1月デゴルジュマン。亜硫酸は圧搾時に少量添加するのみで、その後はデゴルジュに至るまで無添加。ドザージュは2g/lのエクストラ・ブリュット。アルコール度数12.5度。総生産量319本。2023年10月時点のSO2トータルは28mg/l。
ラミエとはフランス語で『ヒメオドリコソウ(姫踊り子草)』のことです。ルナールの区画には、ヒメオドリコソウが沢山自生しているため、『ルナールの姫踊り子草』と命名しました。

  
 

Solo 2018

ソロ
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール75%、ムニエ25%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレス。軽いデブルバージュ(前清澄)の後、二つの品種の果汁をブレンドして澱と共に直接樽(300リットルの中古樽)に入れてアルコール発酵。その後、引き続き樽で12ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自発的に実施。その後、2019年8月30日に無清澄・無濾過でティラージュ。瓶内二次発酵とマチュラシオン・シュール・リー。ルミュアージュを手動で行って、ア・ラ・ヴォレで2023年1月デゴルジュマン。亜硫酸は圧搾時に少量添加するのみで、その後はデゴルジュに至るまで無添加。ドザージュは2g/lのエクストラ・ブリュット。アルコール度数12度。総生産量318本。2023年10月時点のSO2トータルは26mg/l。
アレクサンドル自身によるコメント:2018年の大発見です。このキュヴェは私にとって「みにくいアヒルの子」でした。それまでは魅力のなかったワインが、夏になりマロ発酵が起こると変貌し、私の最もお気に入りのキュヴェになったのです。1樽のみの生産であることから、ソロ(単独の意味)と命名しました。