Domaine Aurélien


ドメーヌ・オーレリアンの造るワインは、ブルゴーニュ地方の北限で唯一シャンパーニュ地方に隣接するシェティヨネ地区の村で生まれるクレマン・ド・ブルゴーニュです。スティルワインは一切造らず、クレマン・ド・ブルゴーニュに特化しています。ドメーヌのクレマンはビオロジックに近いアプローチで栽培した自社畑100%のピノ・ノワールとシャルドネから、シャンパーニュと同じ製法で醸造されています。発泡性は7気圧と高く、最低40ヶ月の長期熟成を施すため、シャンパーニュに比肩する高いクオリティを備え、非常にコストパフォーマンスの高いものとなっております。 

  
 

Crémant de Bourgogne en chatillonnais Brut Tradition

クレマン・ド・ブルゴーニュ・アン・シャティヨネ ブリュット・トラディション
AOC Crémant de Bourgogne
品種:ピノ・ノワール 2/3、シャルドネ 1/3
 
原酒のアルコール発酵はタンクと使用済みのバリックで行われる。瓶内二次発酵を行う前に約20ヶ月熟成させる。この間にマロラクティック発酵は完全に実施する。その後瓶内二次発酵を行う。瓶内熟成期間は約20ヶ月。トータルで40ヶ月以上熟成。
  

  
 

 

Chatillonnais 

ブルゴーニュ・シャティヨネ地区
ブルゴーニュ地方のワイン産地には、シャブリ地区やコート・ド・ニュイ地区とは別に、唯一シャンパーニュ地方に隣接する地区があります(左の地図を参照)。Chatillonaisシャティヨネ地区とよばれる産地で、シャンパーニュ地方に隣接していますが、行政上、ジュヴレイ・シャンベルタンやヴォーヌ・ロマネなどと同じコート・ドール県にあるため、ブルゴーニュ地方に属しています。しかし、シャンパーニュ地方に隣り合っているため、スパークリングワインの生産が盛んです。しかも、シャンパーニュと同じように、ピノ・ノワールとシャルドネという高貴品種から、瓶内二次発酵でワインを造っています。このシャティヨネ地区は、シャブリ地区よりも小さい産地で、葡萄畑は5つの村に点在しているのみです。古い書物によれば、シャティヨネ地区では既に2000年以上前にブドウ畑が存在していたと書かれています。シャティヨネのワインは、カロリング朝時代(7世紀~)から19世紀の間に隆盛を極め、高い名声を博していましたが、20世の2度の世界大戦と不景気、そしてフィロキセラ禍によってブドウ畑は荒廃してしまいました。しかし、1980年以降、地元の造り手達の努力によって今新たな飛躍の時を迎えています。ディジョンの北西70キロに位置するこの地区の現在のブドウの栽培面積は約250ヘクタールで、23のコミューンで栽培されたブドウから造られるワインがブルゴーニュワインの名称を名乗ることができます。ブドウ畑は南/南西向きで、ブドウの成熟に適切な夏から秋にかけての素晴らしい日照に恵まれています。シャンパーニュのコート・デ・バール地区に地続きで隣接しているため、シャティヨネ地区も同様の地質を享受しています。具体的にはジュラ紀の石灰岩で構成される複雑な土壌で、表土は薄いものの、心土に向かうにしたがってだんだんと硬くなっていきます。この並外れた土壌に植えられたブドウからは洗練さと深み、アロマの豊かさを兼ね備えたワインを生み出されます。このようなことから、このシャティヨネ地区で造られるクレマン・ド・ブルゴーニュは、Crémant de Bourgogne en Chatillonais クレマン・ド・ブルゴーニュ・アン・シャティヨネ(シャティヨネ地区のクレマンド・ブルゴ-ニュ)として珍重されています。