Clos des B
Saint-Tropez 3ha biodynamique nature
世界のセレブが別荘を持つプロヴァンスの高級リゾート地サントロペ。この地に新しいナチュラルワインのドメーヌが誕生しました。2020年に設立されたクロ・デ・ベです。プロヴァンスはブラット・ピットやジョージ・クルーニーなどのセレブや、モエヘネシー、コス、シャネルなどのオーナーがシャトーと広大な畑を購入するのが常で、小さな畑が売りに出されることはめったにありません。しかし、二人は数年間探し続け、2019年にサントロペ湾を見下ろす丘に3haの畑を見つけ2020年から長年の夢であったナチュラルワイン造りを始めたのです。自然に大きな敬意を払う二人は、設立当初からビオディナミでブドウ栽培を行い、野生酵母で自発的に発酵させ、醸造添加物を一切加えないナチュラルワインを造っています。
Le Rosé
ル・ロゼ
Vin de France
品種:グルナッシュ80%、サンソー20%
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。2品種を一緒にステンレスタンクで野生酵母のみでアルコール発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マロ発酵も自発的に行い、収穫翌年の春に無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に限り必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日はグルナッシュとサンソーが8/26, 8/27, 9/2, 9/8、ムールヴェードル8/27, 9/8。総生産量3,700本+マグナム200本。アルコール度数13度。2023年6月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
Le Miracle
ル・ミラクル
Vin de France
品種:グルナッシュ95%、サンソー5%
手摘みで収穫したブドウを除梗せずにダイレクトプレス、2品種を一緒にステンレスタンクで野生酵母でコーフェルモンタション(一緒に発酵)。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。15ヶ月の熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2022ヴィンテージの収穫日は8/24。アルコール度数13度。総生産量1,000本+マグナム150本。2023年6月時点のSO2トータルは18mg/l。
ミラクルとはフランス語で「奇跡」の意味。このキュヴェは2020ヴィンテージが当初残糖10グラムで発酵が止まってしまいました。その後、2021年に入り、発酵が自然に再開して完全に終了したとい経緯があった。一時は諦めていたワインが無事出来上がったことから、ミラクルと命名されました。
Les Poupettes
レ・プペット
Vin de France
品種:グルナッシュ100%
手摘みで収穫したブドウを100%全房で密閉したステンレスタンクに入れ、野生酵母でマセラシオン・カルボニツク。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセレーションは約20日間。発酵終了後、引き続きステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2022ヴィンテージの収穫日は8/24, 8/26。アルコール度数13.5度。総生産量1,500本+マグナム200本。2023年6月時点のSO2トータルは16mg/l。
レ・プペットとはフランス語で「お人形さん」の意味。グゥエンドリーヌのパートナーのジャン・ジャックが、6人の孫娘をこの愛称で呼んでいることからレ・プペットと命名したそうです。
Terre Mère
テール・メール
AOP Côtes de Provence
品種:グルナッシュ50%、ムールヴェードル30%、サンソー20%
果梗まで熟した過熟したブドウ手摘みで収穫。完全に除梗し、3品種を一緒にコーフェルモンタション(一緒に発酵)。ステンレスタンク90%、オープントップの木樽の発酵槽10%で野生酵母で発酵。酵素や培養酵母、酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。マセレーションは足による櫂入れと、手作業によるソフトなルモンタージュで約20日間。発酵終了後、600リットルの大樽とバリック(新樽は用いない)に移し、自発的なマロ発酵と熟成。14ヶ月の熟成後、無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2021ヴィンテージの収穫日はグルナッシュとサンソーが9/10, 9/21。ムールヴェードルが9/24。アルコール度数15度。総生産量3,500本+マグナム400本。2023年6月時点のSO2トータルは15mg/l。
テール・メールとはフランス語で「母なる大地」という意味です。このキュヴェを生み出してくれたドメーヌの畑は、まさに母なる大地であることから、このように命名したそうです。