I Cangianti

   Vino Nobile di Montepulciano  4ha   bio  nature
イ・カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するMatteo & Luca Stoppininマッテオとルカのストッピーニ兄弟は、まだ25歳と23歳。学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019年にワイナリー設立し、全くゼロからスタートしました。二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ったのだそうです。二人は、祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めました。

   

SKIZZO BIANCO

スキッゾ・ビアンコ
VINO BIANCO FRIZZANTE
トレッビアーノ・トスカーノ100%
 
醸造:手摘みで収穫したブドウを手動でダイレクトプレスし、ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。引き続き、自発的なマロ発酵を実施。圧搾したマストの一部を、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。ボトリングの際に、この冷却保存しておいたブドウ果汁を添加して、瓶内二次発酵を行います。ブドウ果汁以外の糖分や酵母などの添加は一切ありません。また、濾過も清澄もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテ。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。
2022ヴィンテージの収穫日は8/28。総生産量は500本。アルコール度数は12度。2024年1月時点のSO2トータルは11mg/l。ガス圧は4.6気圧。
Skizzoスキッゾとはイタリア語で『ピチピチはねる』を意味します。ペットナットのキュヴェであることからこのように命名されました。エチケットは、弟のルカを描いたデザインです。

  
   

Confine

コンフィオーネ
VINO BIANCO
トレッビアーノ・トスカーノ60%、グレケット40%
 
醸造:2品種を別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウを除梗・破砕して3日間のスキンコンタクトを施し、バスケットプレスによる手動での圧搾。その後、ステンレスタンクで野生酵母のみで自然に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造。引き続き、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日はグレケットが9/15、トレッビアーノ・トスカーノが9/26。総生産量は3,200本。アルコール度数は12.5度。2024年1月時点のSO2トータルは26mg/l
Confineコンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。

  
   

Confine Macérato

コンフィオーネ・マセラート
VINO BIANCO
トレッビアーノ・トスカーノ90%、マルヴァジア・ディ・カンディア10%
 
醸造:2品種を別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウを除梗・破砕し、ステンレスタンクで果皮と共に野生酵母のみで自然に発酵。マセラシオンの期間は5ヶ月。醸造添加物は一切加えずに醸造。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日はトレッビアーノ・トスカーノが9/26、マルヴァジア・ディ・カンディアが9/27。総生産量は3,200本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは22mg/l
Confineコンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。

  
   

Murato

ムラート
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ100%(赤ワイン50%+白ワイン50%)
 
手摘みで収穫したブドウの1/2はダイレクトプレスして、ブラン・ド・ノワールの白ワインとして醸造。残りの1/2は除梗して赤ワインとして醸造する。赤と白はそれぞれ別々にステンレスタンクで野生酵母のみで自然に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。赤ワインのマセラシオンは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。手動での圧搾後、赤も白もステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発行後、赤ワインと白ワインをブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は10/5。総生産量3,200本。アルコール度数は11.5度。2024年1月時点のSO2トータルは29mg/l。
Muratoムラ-トとは、『エトルリア様式で囲まれた壁』を意味します。発酵中、マストの上には果帽の壁が作られることから、このように命名されました。エチケットは、ストッピーニの家族の協力者であるダニーロを描いたデザインです。

  
   

Paggio

パッジオ
VINO ROSSO
品種:プリニョーロ・ジェンティーレ50%、ガメィ・デル・トラジメーノ(グルナッシュ)50%
 
プリニョーロ・ジェンティーレとガメィ・デル・トラジメーノは別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウは完全に除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセラシオンは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は2品種とも10/6。総生産量2,000本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは27mg/l
 「パッジョ」とは、古代イタリアの言葉で「*吟遊詩人(ぎんゆうしじん)」を意味します。*中世のヨーロッパで恋愛歌や民衆的な歌を歌いながら諸国を遍歴した詩人音楽家。パッジョのエチケットは、プロミスコのエチケットにいくつかの色を重ねたものです。ラベルの色合いが中世の吟遊詩人の服を思い出させること。また、パッジオは中世の貴族の男性を意味することもあります。そして、パッジオは毎日の宮廷の雑事を手伝うことになっていました。それがこのワインの特徴を表しているとも思い、パッジオと命名したそうです。

  
   

Promiscuo 2022

プロミスコ 
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ60%、メルロー30%、カベルネ・ソーヴィニョン10%
 
手摘みで収穫したブドウは、品種毎別々にステンレスタンクで全房で野生酵母のみで自然に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセレーションは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、ブレンドして無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。2022ヴィンテージの収穫日は全て10/7。総生産量2,500本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは28mg/l
Promiscuoプロミスコとは、『異なる要素のミックス』という意味です。このワインのブレンドを象徴している名前です。エチケットは、マッテオとルカの父であるアルフィオを描いたデザインです。

  
   

Ambiguo

アンビクオ
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ70%、カナイオーロ30%
 
プリニョーロ・ジェンティーレとカナイオーロは別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウは、プリニョーロ・ジェンティーレ100%全房で、カナイオーロは50%全房で、ステンレスタンクで野生酵母のみで自然に発酵させる。醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセレーションは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、2品種をブレンドして無清澄、ノンフィルター、亜硫酸無添加で瓶詰め。SO2は圧搾時に必要最小限のみ添加。2021ヴィンテージの総生産量は3,000本。アルコール度数は12.5度。2022年10月時点のSO2トータルは36mg/l
Ambiguo アンビクオとは、『曖昧』という意味です。このワインはブドウの種類を推測することが難しいことから『曖昧=アンビクオ』と命名されました。エチケットは、兄のマッテオ・ストッピーニを描いたデザインです。

  
   

Promiscuo 2019

プロミスコ
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ70%、カベルネ・ソーヴィニョン20%、メルロ-10%
 
手摘みで収穫したブドウは、品種毎別々にステンレスタンクで全房で野生酵母のみで自然に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセレーションは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、ブレンドして無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。
2019ヴィンテージの総生産量は4,000本。アルコール度数は13度。2021年1月時点のSO2トータルは14mg/l
Promiscuoプロミスコとは、『異なる要素のミックス』という意味です。このワインのブレンドを象徴している名前です。エチケットは、マッテオとルカの父であるアルフィオを描いたデザインです。