La Terre Penchée

  Augea  4ha   bio  nature
南ジュラのことを現地では「Sud Revermonシュッド・ルヴェルモン」と呼びます。鏡さんやガヌヴァ、ニコラ・ジャコブといった造り手が本拠を置くエリアです。そのシュッド・ルヴェルモンに新たなドメーヌが誕生しました。ガヌヴァの本拠地ロタリエの2つ南の村、Augeaオジャに2023年に誕生したラ・テール・ポンシェです。ドメーヌはエティエンヌとマルゴーのカップルによって創設されました。1990年産まれと1993年産まれの二人は、同世代のジュラの造り手達に触発され、ビオロジックで栽培したブドウから、人為的介入を可能な限り少なくし、醸造添加物を加えないナチュラルワインを造っています。弊社は2025年の春のリリースと同時にドメーヌを訪問。幸運なことに、少ない生産量にも関わらず、初年度から日本へのアロケーションを頂くことができました。今後が大いに期待できる南ジュラの新ドメーヌです。
 

Babillage

バビヤージュ
VDF
品種:シャルドネ 100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、野生酵母でステンレスタンクで自発的にアルコ-ル発酵。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。メトッド・アンセストラルで、アルコール発酵が完全に終了していないワインを、残糖を残して無清澄・無濾過で瓶詰めし、瓶内で完全にアルコール発酵を終了させる。ピュピトルで寝かせてからア・ラ・ヴォレでデゴルジュマン。ドザージュはゼロ。亜硫酸は醸造中も瓶詰め時も完全に無添加。2023年の収穫日は9/9。2023年10月1日にティラージュ。2025年4月末デゴルジュマン。総生産量900本。アルコール度数は11度。2025年6月時点のSO2トータルは13mg/。ガス圧3.8気圧。
キュヴェ名のBabillageバビヤージュとは、フランス語で、生まれてきた赤ちゃんが初めて発する言葉です。日本語で言えば「オギャー!!」というところでしょうか。ドメーヌとしての初めてのキュヴェであることからこのように命名したそうで。

  
 

La Tourmentine

ラ・トゥルモンティーヌ
AOC Côtes du Jura
品種:シャルドネ 100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、グラスウールのタンクで野生酵母のみで自発的にアルコ-ル発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造。圧搾後、70%はバリック(新樽は用いない)で、30%は引き続きタンクで自発的なマロ発酵とシュール・リーの状態で熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。亜硫酸はスーティラージュの際に必要最小限のみ添加。瓶詰め時は無添加。2023ヴィンテージの収穫日は9/16。総生産量2,500本。アルコール度数は13度。2025年6月時点のSO2トータルは11mg/l
『La Tourmentineラ・トゥルモンティ-ヌ』とは、フランスで『迷い草』のことです。「迷い草」とは、踏んだ人を道に迷わせる草のことです。ワインも発酵してお酒になることで、飲む人によっては少し方向感覚を失わせるものです。このようなことから、エチケットには、迷い草を踏んで方向感覚を失った女性が描かれています。