Le Pre Vert

   Sud-Ouest Razac de Saussiac  6 ha bio  nature
ル・プレ・ヴェ-ルは、ギョーム・ジャックマンが妻のYasukoと共に2017年にフランスの南西地方に創設したドメーヌです。ボルドーの様々なシャトーでワインを造り、オーストラリアやアメリカでの醸造経験もあるギヨームは、自身でチュラルワインを造りたいという想いにかられ、妻のヤスコとともに理想の場所を探していましたが、2017年、ベルジュラックの丘の上に森に囲まれた素晴らしいブドウ畑を見つけて移住。ワイン造りを始めたのです。自然とワインを愛する二人は、すぐに畑をビオとビオディナミ農法に転換。無耕起、無肥料で栽培を行っています。畑の周りには池や林があり、カエルや魚が泳ぎ、鴨などの野鳥が飛来します。そして、野生のプルーンやサクランボ、栗など様々な木々の茂る林には猪や鹿、キツネやウサギが現れます。二人は、緑が溢れる生き生きとしたこの地で、その年のブドウの出来に合わせたワインを造っています。
 
  

Couci-Couça

クシィ・クサ
VDF
品種:ソーヴィニョン・ブラン100%
 
手摘みで収穫したブドウを除梗し、ステンレスタンクで野生酵母のみでアルコール発酵。果皮とともにマセラシオン。マセラシオンはアンフュージョンで行い、引き続きステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マセラシオンの期間が1か月(30%)、3ヶ月(30%)、5ヶ月(40%)の3種類の異なる長さのロットを瓶詰め前にアッサンブラージュし、無清澄・無濾過、SO2も無添加で瓶詰め。2022ヴィンテ-ジはアルコール度数14.5度。2023年10月時点のSO2トータルは検出限界値(12 mg/l以下)で検出されず。
 「Couci-Couçaクゥシ・クゥサ」とは、フランス語で「まあまあ、どうにかこうにか」という意味です。2020年に初めてこのマセラシオンのキュヴェを造った時に、手探りでやっと造ることができたので、このように命名したそうです。

  
  

Tia Tia

ティア・ティア
VDF
品種:カベルネ・ソーヴィニョン60%、セミヨン40%
  
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスし、2品種を一緒にファイバータンクで野生酵母のみでアルコール発酵。引き続きタンクで、自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・無濾過、SO2無添加で瓶詰め。2022ヴィンテ-ジの収穫日はセミヨンが8/25、カベルネ・ソーヴィニョンが8/27。総生産量1,500本。アルコール度数12度。2023年10月時点のSO2トータルは検出限界値(12 mg/l以下)で検出されず。
「Tia Tiaチア・チア」とは、フランス語で「鶫(ツグミ)」のことです。ドメーヌの畑では、ブドウが成熟を迎える頃に、ツグミが実をついばみにやってくるそうで、その時の畑の風景と、発音の響きの良さから、このように命名したそうです。

  
  

Coccolithe

ココリット
VDF
品種:メルロー80% マセラシオンしたソーヴィニョン・ブラン20%
  
手摘みで収穫したブドウを品種毎別々に醸造する。メルローは完全に除梗してファイバータンクで野生酵母のみでアルコール発酵。マセラシオンはアンフュージョンで3週間。ソーヴィニョン・ブランは除梗して、果皮とともにファイバータンクで野生酵母のみでアルコール発酵。マセラシオンはアンフュージョンで3週間。発酵後、2品種をブレンドし、自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、無清澄・無濾過、SO2無添加で瓶詰め。2022ヴィンテ-ジは、メルローもソーヴィニョン・ブランも9/15に収穫。総生産量2,000本。アルコール度数13.5度。2023年10月時点のSO2トータルは検出限界値(12 mg/l以下)で検出されず。
「Coccolithe ココリット」とは、フランス語で石灰岩の主成分のことです。ドメーヌの畑は石灰岩盤上にあり、ギョームの大叔父が古生物化石学者で、古代生物の研究で、フランスで初めて電子顕微鏡を用いた本を書いたそうです。その本の中に、ココリット(石灰岩の主成分)の顕微鏡写真があったため、ココリットと命名。ラベルのエチケットは、その石灰岩成分の顕微鏡写真をモチ-フにデザインしたそうです。