LOUIS MAURER

 
  Alsace Eichhoffen  3 ha biodynamique  nature
ルイ・モーラーは1996年生まれ。アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で4種類のヴァン・ナチュールを醸造しました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。ポスト・ミレニアル世代の造る若さ溢れるヴァン・ナチュールの造り手にご期待下さい。
 

Au bout du Goulot

オー・ブー・デュ・グロ

VDF
品種:リースリング70%、ミュスカ30%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクト・プレスして、2品種を同時にステンレスタンクで野生酵母で自発的にアルコ-ル発酵。醸造添加物やSO2は一切加えずに醸造。メトッド・アンセストラルで、アルコール発酵が完全に終了していないワインを、残糖を残して無清澄・無濾過で瓶詰めし、瓶内で完全にアルコール発酵を終了させる。デゴルジュは行わず、ドザージュもゼロでリリース。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
 
 2023ヴィンテージは、ミュスカが9/21、リースリングが10/2に収穫。総生産量3,800本。アルコール度数12度。2024年1月時点のSO2トータルは18mg /L。カズ圧3.6気圧。 残糖度:1 Sec/Dry
 
 

   
 

Riesling Lerchenberg

リースリング レルシェンベルグ 
AOC Alsace
品種:リースリング100%
  
シルト(ローム、泥土)混じりのヴォージュ砂岩。南東向きの丘陵の斜面の区画。レルシェンベルグは、グラン・クリュMoenchbergメンヒベルグに隣接するリュー・ディで、フィネスとエレガントを備えたワインを生み出すテロワール。
 
醸造:手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せず自然に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノン・フィルター、SO2も無添加で瓶詰め。
2022ヴィンテージは9/26収穫。総生産量2,800本。アルコール度数は12.5度。2024年1月時点のSO2トータルは8mg /L  残糖度:1 Sec/Dry
 
 

   
 

Pinot Gris Duttenberg

ピノ・グリ デュッテンベルグ
AOC Alsace
品種:ピノ・グリ100%
 
アンドローの村を見下ろす丘陵の斜面。化石の石灰岩混じりの粘土砂岩土壌。
 
醸造:手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
2022ヴィンテージは9/9に収穫。総生産量1,800本。アルコール度数は13.5度。2024年1月時点のSO2トータル19mg /L  残糖度:1 Sec/Dry
 

   
   
 

L’étrange Orange

レトランジェ オレンジュ
AOC Alsace
品種:ゲヴェルツトラミネール100%
 
地質:粘土・泥灰岩
醸造:手摘みで収穫したブドウを全房で果皮とともにステンレスタンクで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然に発酵。約2週間のマセレーション。発酵終了後、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
2022ヴィンテージは9/19と9/20に収穫。総生産量9,000本。アルコール度数は14度。2024年1月時点のSO2トータルは16mg /L  残糖度:1 Sec/Dry
 

   
   
 

100% Pinot Noir

100% ピノ・ノワール 
AOC Alsace
品種:ピノ・ノワール100%
 
 
粘土・泥灰岩土壌 なだらかな丘陵の西向き斜面に位置する区画
醸造:手摘みで収穫したブドウを70%全房で、野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然にステンレスタンクで発酵。約2週間のマセレーション。発酵終了後、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で熟成。無清澄・ノン・フィルター、SO2も無添加で瓶詰め。
2022ヴィンテージは9/6と9/7に収穫。総生産量7,800本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは14mg /L  残糖度:1 Sec/Dry
 
 

   
 

Riesling Grand Cru Moenchberg

リースリング グラン・クリュ メンヒベルグ
AOC Alsace
品種:リースリング100%
 
グラン・クリュ“メンヒベルグ”は、アンドロー村とエイコフェン村にかけて広がるグラン・クリュ。標高230~260mで、南/南東向きの穏やかな斜面。地質は泥灰土・石灰岩・砂岩および崩積土。肉付きが良く、複雑で高貴な優雅さを兼ね備えたワインを生み出すテロワール。
醸造:手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せず自然に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態16ヶ月熟成。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
2021ヴィンテージは10/8収穫。総生産量1,800本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは17mg /L  残糖度:1 Sec/Dry

   
 

Pinot Gris Grand Cru Moenchberg

ピノ・グリ グラン・クリュ メンヒベルグ
AOC Alsace
品種:ピノ・グリ100%
 
グラン・クリュ“メンヒベルグ”は、アンドロー村とエイコフェン村にかけて広がるグラン・クリュ。標高230~260mで、南/南東向きの穏やかな斜面。地質は泥灰土・石灰岩・砂岩および崩積土。肉付きが良く、複雑で高貴な優雅さを兼ね備えたワインを生み出すテロワール。 
 醸造:手摘みで収穫したブドウを全房でソフトにゆっくりと圧搾し、フードル・アルザスシエンヌで野生酵母のみでブドウ以外には何も加えず、SO2も添加せずに自然に発酵。発酵終了後、引き続き、フードル・アルザスシエンヌでシュール・リーの状態で16ヶ月清澄・ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時にごく少量のみ添加。
2020ヴィンテージは9/16に収穫。総生産量1,400本。アルコール度数は14.5度。2024年1月時点のSO2トータル18mg /L  残糖度:1 Sec/Dry
 

   
 

アルザスワインの残糖度の記載について

消費者の選択を容易にするために、AOCアルザスワインは2021ヴィンテージのワインから残糖度の記載が義務付けられることになりました。
これまでアルザスワインは、特にヴァンダンジュ・タルディヴやセレクション・グレン・ノーブル以外のキュヴェウに関して、どの程度の甘さがあるのかボトルを見ただけでは判断するのが困難でした。しかし、今後は以下の4段階の甘辛度がバックラベルに記載されることになり、購入の際により分かりやすくなることになります。
 
1-2 Sec/Dry: 1リットル当たりの残糖4グラム未満 
2-3 Demi-sec/Medium Dry : 1リットル当たりの残糖4グラム以上、12グラム未満 
3-4 Moelleux/Medium Sweet : 1リットル当たりの残糖12グラム以上、45グラム未満 
4-5 Doux/Sweet : 1リットル当たりの残糖45グラム以上
 
甘辛度の記載は、この4段階のどれかの文字をラベルに直接記載するか、あるいは目盛りの形で対応する甘辛度の下にカーソルを置いて表示することができます。