MAXIME OUDIETTE

Beaunay 2.6 ha bio natural grower
マキシム・ウディエットは、コトー・デュ・プティ・モラン地区ボーネイで、2015年に初めて醸造に着手し、2020年に初めてのシャンパーニュをリリースしたグローワーです。ウディエットのデビュー作は、コンジーの隣村、ボーネイの単一畑から造られたシャルドネのリューディ・キュヴェ。コート・デ・ブランの延長上のテロワールにありますが、コート・デ・ブランとはまた異なるニュアンスの素晴らしいシャルドネで、彼の将来への期待がいやがうえにも高まります。実際、世界中のインポーターが彼のシャンパーニュに注目。英国、イタリア、デンマーク、チェコ、アメリカ、カナダ、オーストラリアなどに輸出され始め、既に世界で争奪戦が始まっています。
Les Gras d'Huile
レ・グラ・デュイル
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
現行ロットのブレンド比率:ベースワイン(2021年)79%、リザーブワイン(2015~2020年のソレラ)21%。
野生酵母で発酵。樽発酵・樽熟成(2021年は11%のみ新樽)。マロ発酵は自発的に行われ、シュール・リーで9ヶ月熟成。亜硫酸は圧搾時や発酵前には一切添加せず、アルコール発酵が終わった後にだけ必要最小限添加する。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。2021年は9月19日収穫。2022年7月8日ティラージュ。2024年10月15日デゴルジュ。ドザージュは1.5g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量2,562本。アルコール度数12度。2025年5月時点のSO2トータルは14mg/l。ガス圧は7.3気圧。
レ・グラ・デュイルは、栽培面積は1.0013ヘクタールで、南東向き斜面。1993年植樹のシャルドネが栽培されている。表土の120センチは褐炭粘土で、そこから母岩までの40センチは固いサネシアン紀の石灰層と粘土層が重なり合い、深部の基盤岩は柔らかなチョーク。表土の褐炭粘土は、特に雨が降った後に油性のある外観を呈し、非常に粘り気のある地質。それがリューディ(レ・グラ・デュイル=『油のような粘土』の意味)の名前の由来になっています。

LES CAOURDETS
レ・カウルデ
AOC Champagne
品種:シャルドネ100%
ベースワイン:2021年100%
醸造:野生酵母で発酵。樽発酵・樽熟成(2021年は15%のみ新樽)。マロ発酵は自発的に行われ、シュール・リーで9ヶ月熟成。亜硫酸は圧搾時や発酵前には一切添加せず、アルコール発酵が終わった後にだけ必要最小限添加する。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。2021年は9月20日収穫。2022年7月8日ティラージュ。2024年10月15日デゴルジュ。ドザージュは1.5g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量2,744本。アルコール度数12度。2025年5月時点のSO2トータルは14mg/l。ガス圧は7.2気圧。
レ・カウルデのリューディのドメーヌの栽培面積は0.03222ha。南西向き斜面で、1984年植樹のシャルドネと、1965年のムニエが栽培されている。シャルドネの区画は0.1996ha。土壌は、表土は酸化鉄が混ざった粘土質で、淡いオレンジ色をしています。一方、深部では硬いチョークと少量のシレックスが見られます。さらに深い基盤岩は硬い石灰岩です。

Les Hautes Sources Souris
レ・ゾート・スルス・スリ
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール100%
現行ロットのブレンド比率:ベースワイン(2021年)81%、リザーブワイン(2018~2020年のソレラ)19%。
野生酵母で発酵。樽発酵・樽熟成(新樽は用いない)。マロ発酵は自発的に行われ、シュール・リーで9ヶ月熟成。亜硫酸は圧搾時や発酵前には一切添加せず、アルコール発酵が終わった後にだけ必要最小限添加する。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。2021年は9月23日に収穫。2022年7月8日ティラージュ。2024年10月15日デゴルジュ。ドザージュは1.5g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量1,590本。アルコール度数12度。2025年5月時点のSO2トータルは12mg/l。ガス圧は7.3気圧。
レ・ゾート・スルス・スリのリューディは栽培面積0.2203ヘクタール。ピノ・グリとピノ・ノワールが栽培されており、ピノ・ノワールの区画は0.1682ヘクタール。1990年植樹の樹齢41年の古木。表土は褐色粘土で、深部は石灰岩。真南向きの斜面ですが、地層の下に泉が流れているため、ヴェルズネイなどモンターニュ・ド・ランスの北のピノ・ノワールのようなエレガントさや冷涼感がワインに表れるテロワール。
