Petit Bonhomme

 
  Luberon 6.5ha    biodynamique  nature
これまで南仏のエリアには、他の地域に比べてナチュールの造り手が少なかったのですが、いよいよこの地域にも新たなナチュールの造り手が現れました。馬によるブドウ畑の耕作のプロフェッショナルで、コルシカ島のビオディナミの巨匠、コンテ・アバトゥッチでもセラーマスターを務めていたファビアン・シャナヴァが、2018年に南仏のリュベロンに設立したドメーヌ、“プティ・ボノーム”です。ファビアンが目指しているのは、過度な重たさのない、ピュアで、フレッシュ感とフィネスを備えたジューシーな南仏のナチュラルワインです。初ヴィンテージは2018年。フランスのナチュラルワインショップで引き合いが強く、毎年リリースと同時に完売するほどの人気で、1年待ちでやっと日本への割り当てを頂けました。
   

Incognito

アンコニト
Vin de France
品種:グルナッシュ・ノワール100%
 
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレスして、ステンレスタンクで野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵(自然に実施)と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2023ヴィンテージ。収穫日は全て9/7。アルコール度数12.5度。総生産量2,200本。2024年5月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
 『Incognitoアンコニト』とは、フランス語で「知られていない、未知の」という意味です。ドメーヌいわく、このキュヴェは白ワインとロゼワインの中間のようなワインで、非常に個性的で、フレッシュなキュヴェで、未知の味わいであることから、このように命名したそうです。

  
   

Rafinel Blanc

ラフィネル ブラン
Vin de France
品種:グルナッシュ・ブラン40%、ルーサンヌ30%、ヴェルメンティーノ30%
 
手摘みで同時に収穫した全ての品種のブドウをダイレクトプレスして、ステンレスタンクで野生酵母のみで温度管理を行わずに一緒に自発的に発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵(自然に実施)と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2023ヴィンテージ。収穫日は全て9/1。アルコール度数12.5度。総生産量1,460本。2024年5月時点のSO2トータルは17mg/l。
『Rafinelラフィネル』とは、ドメーヌが2023年に新しく取得した畑のリューディの名称。このリューディは、約2ヘクタールの畑で、シャトーが付随しているため、ドメーヌは、そこにある醸造所をフェルマージュで借りているそうです。このリューディに敬意を表すためにキュヴェ名としたそうです。

  
   

Pipelettes

ピプレット
Vin de France
品種:グルナッシュ・ノワール47.5%、セリーヌ47.5%、アルフォンス・ラヴァレ5%
 
手摘みで収穫したブドウを手作業で除梗した後、ダイレクトプレスして、温度管理を行わずに、ステンレスタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。引き続き、ステンレスタンクでシュール・リーの状態でマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2023ヴィンテージ。収穫日はグルナッシュ・ノワールとセリーヌが9/15。アルコール度数13.5度。総生産量1,600本。2024年5月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
『Pipelettesピプレット』とはフランス語で「おしゃべりな女性達」という意味です。ファビアンは、ドメーヌのワインを味わった人が笑顔で幸せになってもらいたいと思い、喜びとユーモアのある名前を各キュヴェにつけています。ドメーヌでの初めての収穫の間、ファビアンの妻と義理の姉が、彼の反対の畝でブドウを収穫しながらずっと話し続けていたことから、この名前を考えたそうです。  

  
   

Rafinel Rouge

ラフィネル・ルージュ
Vin de France
品種:グルナッシュ・ノワール60%、シラー20%、カリニャン20%
 
手摘みで収穫したブドウを手作業で完全に除梗し、温度管理を行わずに、グラスウールのタンクで、2品種を一緒に、野生酵母のみでアルコール発酵。圧搾後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日9/4は。アルコール度数13.5度。総生産量2,600本。2024年5月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
『Rafinelラフィネル』とは、ドメーヌが2023年に新しく取得した畑のリューディの名称。このリューディは、約2ヘクタールの畑で、シャトーが付随しているため、ドメーヌは、そこにある醸造所をフェルマージュで借りているそうです。このリューディに敬意を表すためにキュヴェ名としたそうです。

  
   

Pitre

ピトル
Vin de France
品種:Serineセリーヌ(シラーの古代品種)100%
 
手摘みで収穫したブドウは手作業で除梗した後、温度管理を行わずに、グラスウールタンクで野生酵母のみで自発的にアルコール発酵。マセレーションは朝と夕、1日2回のピジャージュで15日間。その後、ステンレスタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。収穫翌年の初夏に無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め時に限り必要最小限のみ添加。現行ロットは2022ヴィンテージ。収穫日はグルナッシュ・ノワールが9/15、セリーヌが9/18。アルコール度数12.7度。総生産量1,700本。2024年5月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
『Pitreピトル』とはフランス語で「ピエロ」を意味します。このキュヴェはとても飲みやすく、友達と楽しんだり、はしゃいだりする時に気軽に味わえること。そして10代のやんちゃな頃を思い出させてくれることから、このように命名したそうです。