PERRINE FRESNE

シャンパーニュにまた新たな女性クローワーがデビューしました。プティット・モンターニュ・ド・ランス地区の最南端の村セルミエに本拠を置くペリンヌ・フレヌです。1990年生まれのペリンヌは、父から畑を引き継いで、2020ヴィンテージから自身のシャンパーニュの醸造を始めました。父親からブドウ栽培の情熱と知識を受け継いだペリンヌは、家業に新しい風を吹かせたいという想いから、自分名義のシャンパーニュを造ることを決断しました。ペリンヌが所有する畑の大部分はセルミエにあります。栽培ブドウの2/3を売却し、その年の最上の出来の厳選した1/3のみの収穫ブドウをドメーヌで醸造しています。デビュー・ヴィンテージからオランダ、デンマーク、スウェーデン、イタリア、スイス、英国などのインポーターで争奪戦が始まりました。弊社はドメーヌを訪問し、いち早く割り当てを確保しました。最新鋭の女性グローワー・シャンパーニュです。ご期待下さい。
Sarmate Ⅲ
サルマット トワ
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール21%、シャルドネ42%、ムニエ37%
手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。自然に清澄を行った後、品種毎別々に発酵。1/2は樽(新樽は用いない)、1/2はステンレスタンクで行う。発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で10ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。ドザージュにはMCRを使用。2023年7月4日ティラージュ。2025年2月7日デゴルジュマン。ベースワイン(2022年)85%、リザーブワイン(2020&2021年)15%。ドザージュは2g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量5,300本。アルコール度数12.5度。2025年3月時点のSO2トータルは39mg/l。ガス圧は7.0気圧。
*Salmateサルマットとは、フランス語でセルミエの住民のことを呼ぶ形容詞です。アッサンブラージュの比率はヴィンテージによって異なりますが、このキュヴェは毎年セルミエのブドウ100%で造られるため、セルミエに住む人々へのオマージュに相応しいことから、このように命名したそうです。

Les Basses Croix
レ・バス・クロワ
AOC Champagne
品種:ムニエ100%
醸造:手摘みで収穫したブドウをダイレクトプレス。自然に清澄を行った後、容量500リットルの大樽(新樽は用いない)で発酵。圧搾後、引き続きシュール・リーの状態で10ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。ドザージュにはMCRを使用。
2020ヴィンテージは8/25に収穫。2021年7月2日ティラージュ。2025年2月7日デゴルジュマン。ドザージュは1g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量1,100本。アルコール度数11.5度。2025年3月時点のSO2トータルは29mg/l。ガス圧は6.1気圧。

Le Mahomet
ル・マオメ ロゼ
AOC Champagne
品種:ピノ・ノワール50%、ムニエ50%
醸造:混植している2品種をフィールドブレンドで同時に収穫。完全に除梗して破砕し、14時間のマセラシオン。その後、圧搾して、樽(新樽は用いない)に移しアルコール発酵。発酵終了後、引き続きシュール・リーの状態で10ヶ月熟成。マロ発酵はこの間に自然に実施。SO2は圧搾時に必要最小限添加するのみ。その後はティラージュやデゴルジュマンの際も無添加。ティラージュには、ベースワインにサトウキビを混ぜて攪拌した自家製リキュールを使用。ドザージュにはMCRを使用。
2022ヴィンテージは9月5日に2品種をフィールドブレンドで同時に収穫。2023年7月4日ティラージュ。2025年2月7日デゴルジュマン。ドザージュは2g/l(エクストラ・ブリュット)。総生産量600本。アルコール度数12度。2025年3月時点のSO2トータルは29mg/l。ガス圧は6.1気圧。
