LOUIS MAURER

 
  Alsace Eichhoffen  3 ha biodynamique  nature
ルイ・モーラーは1996年生まれ。アルザスでも最も若い世代のヴァン・ナチュールの造り手です。彼はルファックRouffachの醸造学校でBTS(醸造栽培上級技術者のディプロマ)を取得。在学中にマルク・クライデンヴァイスとドメーヌ・セルツで研修し、ビオロジック農法のワインへの影響の重要性を学びました。高校卒業後はルカ・リーフェル(カトリーヌ・リスが醸造所を間借りしているドメーヌ)の下で1年半修行し、ヴァン・ナチュールについて実践で学びました。2016年から実家のドメーヌに参画。当時わずか20歳ながら、家族のワインとは別に、自身の名で4種類のヴァン・ナチュールを醸造しました。彼のワインは欧米のナチュラルワインの愛好家の間で、すくに話題となり、SNSで数多く取り上げられています。ポスト・ミレニアル世代の造る若さ溢れるヴァン・ナチュールの造り手にご期待下さい。

PIERRE GOISEET

    Sanit-Fiacre-Maine 3ha    biodynamique  nature
大変革の真っ只中にあるミュスカデ。この地のナチュールの先達であるランドロンやド・ベル・ヴューに続く、新世代の若いドメーヌが次々と誕生しています。2020年に故郷のナントに戻り、新しくドメーヌを興したピエール・ゴワゼもその一人です。ナント生まれのピエールは、学業を修めた後、カメラマン兼ビデオディレクターとして10年近く働いていましたが、40歳を目前に、妻と二人の子供と共に生まれ故郷であるナントに移住。ヴィニュロンに転身し、ナチュラルワイン造りを始めたのです。ピエールの畑の8割を占めるのは、マッサルセレクションで1950年代に植樹された60年を超えるヴィエイユ・ヴィーニュのムロン・ド・ブルゴーニュ。テロワールを表現するミュスカデを手掛けています。ドメーヌのワインは2021年が初ヴィンテージですが、既に三ツ星のレジス・エ・ジャック・マルコンを始め、ナントやパリの若い星付きのレストランでサービスされて好評を博しています。
 

La Mauguit

ラ・モーギ 2022
Vin de France
品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ100%
 
手摘みで収穫したブドウを100%全房で、木製の古い手動式の垂直圧搾機で優しく破砕し、10 時間近くかけてゆっくりと圧搾。無清澄で、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造。その後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は8月29日。総生産量2,150本。アルコール度数は12度。2023年7月時点のSO2トータルは35mg/l。
キュヴェ名のLa Mauguitラ・モーギは、片麻岩とシレックスの土壌のリューディのLa Mauguitonnièreラ・モーギトニエールの略称です。

 
 
 

Le Query

ル・ケリー 2022
Vin de France
品種:ムロン・ド・ブルゴーニュ100%
 
手摘みで収穫したブドウを100%全房で、木製の古い手動式の垂直圧搾機で優しく破砕し、10 時間近くかけてゆっくりと圧搾。無清澄で、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造する。その後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は8月31日。総生産量1,930本。アルコール度数は12度。2023年7月時点のSO2トータルは15mg/l。
キュヴェ名のLe Queryル・ケリーは、花崗岩土壌のリューディの名前に由来するものです。
 

 
 
 

Pampille

パンピーユ 2022
Vin de France
品種:メルロー100%
 
手摘みで収穫したブドウを100%全房で、木製の古い手動式の垂直圧搾機で優しく破砕し、10 時間近くかけてゆっくりと圧搾。無清澄で、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造する。その後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は9/17。総生産量880本。アルコール度数13.5度。2023年7月時点のSO2トータルは19mg/l。
キュヴェ名のPampilleパンピーユとは、ピエールが10年間を過ごしたサンテティエンヌでの日々に対する回想で、『お祭り』の意味を込めて命名したそうです。
 

 
 
 

Grande Falaise

グランド・ファレーズ 2021
Vin de France 
品種:メルロー100%
 
ブドウは手摘みで収穫し、完全に除梗し、野生酵母のみでグラスファイバーのタンクで自発的に発酵。ブドウ以外の醸造添加物は一切加えずに醸造。マセレーションはアンフュージョンで5~8日間。木製の古い手動式の垂直圧搾機でソフトに圧搾後、引き続きタンクでシュール・リーの状態で自発的なマロ発酵と熟成。無清澄・無濾過で瓶詰め。SO2は醸造中は無添加。ボトリング後のワインのネガティブな反応を避けるために、瓶詰め前に必要最小限のみ添加。2021ヴィンテージは収穫日は10/16。総生産量2,350本。アルコール度数は11.9度。2023年12月時点のSO2トータルは10mg/l以下の検出限界値。
キュヴェ名のGrande Falaiseグランド・ファレーズとはフランス語で『大断崖』という意味です。このキュヴェが造られるメルローが栽培されている区画は、地元のロッククライマーがPont Cafポンカフェと呼ぶ35メートルの大断崖の上に位置しているため、このように命名されました。ピエールはロッククライミングが趣味で、20年ほど前にクライミングを始めたばかりの頃は、この断崖の上にブドウ畑があることを知らずにクライミングをしていたそうです。
 

 
 

I Cangianti

   Vino Nobile di Montepulciano  4ha   bio  nature
イ・カンジャンティは、ウンブリアとトスカーナの境界に誕生したユニークなワイナリーです。ワイナリーを運営するMatteo & Luca Stoppininマッテオとルカのストッピーニ兄弟は、まだ23歳と21歳。学校でブドウ栽培やワインについて学んだことはなく、別の分野の勉強をしていました。しかし学業を修めた後、オフィスで働くよりも自然の中で自然と触れ合って働きたいと思い、家族と共に2019年にワイナリー設立し、全くゼロからスタートしました。二人は、イタリアで数多く行われるワインのイベントに参加してワインを味わってみたものの、気分が悪くなることが多く、それで、誰もが味わえるナチュラルワイン造ろうと思い立ったのだそうです。二人は、祖父母が造っていた古き良き自然なワインを現代に蘇らせたいと思い、祖父母から受け継いだ伝統と教えを現代にアジャストさせてナチュラルワイン造りを始めました。

   

SKIZZO BIANCO

スキッゾ・ビアンコ
VINO BIANCO FRIZZANTE
トレッビアーノ・トスカーノ100%
 
醸造:手摘みで収穫したブドウを手動でダイレクトプレスし、ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。引き続き、自発的なマロ発酵を実施。圧搾したマストの一部を、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。ボトリングの際に、この冷却保存しておいたブドウ果汁を添加して、瓶内二次発酵を行います。ブドウ果汁以外の糖分や酵母などの添加は一切ありません。また、濾過も清澄もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテ。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。
2022ヴィンテージの収穫日は8/28。総生産量は500本。アルコール度数は12度。2024年1月時点のSO2トータルは11mg/l。ガス圧は4.6気圧。
Skizzoスキッゾとはイタリア語で『ピチピチはねる』を意味します。ペットナットのキュヴェであることからこのように命名されました。エチケットは、弟のルカを描いたデザインです。

  
   

Confine

コンフィオーネ
VINO BIANCO
トレッビアーノ・トスカーノ60%、グレケット40%
 
醸造:2品種を別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウを除梗・破砕して3日間のスキンコンタクトを施し、バスケットプレスによる手動での圧搾。その後、ステンレスタンクで野生酵母のみで自然に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造。引き続き、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日はグレケットが9/15、トレッビアーノ・トスカーノが9/26。総生産量は3,200本。アルコール度数は12.5度。2024年1月時点のSO2トータルは26mg/l
Confineコンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。

  
   

Confine Macérato

コンフィオーネ・マセラート
VINO BIANCO
トレッビアーノ・トスカーノ90%、マルヴァジア・ディ・カンディア10%
 
醸造:2品種を別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウを除梗・破砕し、ステンレスタンクで果皮と共に野生酵母のみで自然に発酵。マセラシオンの期間は5ヶ月。醸造添加物は一切加えずに醸造。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日はトレッビアーノ・トスカーノが9/26、マルヴァジア・ディ・カンディアが9/27。総生産量は3,200本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは22mg/l
Confineコンフィーネとは『境界』を意味します。ストッピーニ兄弟は、ウンブリア人であり、ほぼ毎日トスカーナとウンブリアの境界を越えて畑に仕事に行っています。またこのワインの色合いは境界で見られる早朝の日の出の色を思い出させてくれるため、このように命名されました。エチケットは、マッテオとルカの母であるシルヴィアを描いたデザインです。

  
   

Murato

ムラート
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ100%(赤ワイン50%+白ワイン50%)
 
手摘みで収穫したブドウの1/2はダイレクトプレスして、ブラン・ド・ノワールの白ワインとして醸造。残りの1/2は除梗して赤ワインとして醸造する。赤と白はそれぞれ別々にステンレスタンクで野生酵母のみで自然に発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。赤ワインのマセラシオンは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。手動での圧搾後、赤も白もステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発行後、赤ワインと白ワインをブレンドして熟成。無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は10/5。総生産量3,200本。アルコール度数は11.5度。2024年1月時点のSO2トータルは29mg/l。
Muratoムラ-トとは、『エトルリア様式で囲まれた壁』を意味します。発酵中、マストの上には果帽の壁が作られることから、このように命名されました。エチケットは、ストッピーニの家族の協力者であるダニーロを描いたデザインです。

  
   

Paggio

パッジオ
VINO ROSSO
品種:プリニョーロ・ジェンティーレ50%、ガメィ・デル・トラジメーノ(グルナッシュ)50%
 
プリニョーロ・ジェンティーレとガメィ・デル・トラジメーノは別々に醸造する。手摘みで収穫したブドウは完全に除梗して、ステンレスタンクで野生酵母のみで発酵。醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセラシオンは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵。マロ発酵後、2品種をブレンドして無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2は瓶詰め時に必要最小限のみ添加。2022ヴィンテージの収穫日は2品種とも10/6。総生産量2,000本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは27mg/l
 「パッジョ」とは、古代イタリアの言葉で「*吟遊詩人(ぎんゆうしじん)」を意味します。*中世のヨーロッパで恋愛歌や民衆的な歌を歌いながら諸国を遍歴した詩人音楽家。パッジョのエチケットは、プロミスコのエチケットにいくつかの色を重ねたものです。ラベルの色合いが中世の吟遊詩人の服を思い出させること。また、パッジオは中世の貴族の男性を意味することもあります。そして、パッジオは毎日の宮廷の雑事を手伝うことになっていました。それがこのワインの特徴を表しているとも思い、パッジオと命名したそうです。

  
   

Promiscuo 2022

プロミスコ 
VINO ROSSO
プリニョーロ・ジェンティーレ60%、メルロー30%、カベルネ・ソーヴィニョン10%
 
手摘みで収穫したブドウは、品種毎別々にステンレスタンクで全房で野生酵母のみで自然に発酵させる。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造する。マセレーションは足による櫂入れ。必要であればポンピングオーバーを行う。バスケットプレスによる手動での圧搾後、ステンレスタンクで自発的なマロ発酵と熟成。熟成後、ブレンドして無清澄、ノンフィルター、SO2も無添加で瓶詰め。2022ヴィンテージの収穫日は全て10/7。総生産量2,500本。アルコール度数は13度。2024年1月時点のSO2トータルは28mg/l
Promiscuoプロミスコとは、『異なる要素のミックス』という意味です。このワインのブレンドを象徴している名前です。エチケットは、マッテオとルカの父であるアルフィオを描いたデザインです。

  

Fra I Monti

   Lazio Terelle  3ha   bio  nature
フラ・イ・モンティは、2018年設立されたローマの南東約75kmにある人口360人の小さな村Terelleテレッレに本拠を置くワイナリーです。もともとソムリエをしていたロッコは、ワインはセラーではなくブドウ畑で造られるという考えに立ち返り、テロワールを再発見することを目的として、長年見捨てられていた、栗の木立に囲まれた古いブドウ畑を復興させてワイナリーを創設しました。畑では化学薬品は一切使用せず、ビオディナミの手法を取り入れたビオロジックで栽培が行われています。フラ・イ・モンティの哲学は、現在の流行を追い求めることではなく、真にテロワールを表現するナチュラルワインを造ることです。それは、人工的な添加物は一切使わない、テロワールを100%語ってくれるピュアな本物のワイン、全ての人にとって手頃で飲みやすく、複雑さを備えた、喜びを与えてくれるワインです。
  

À la vole

ア・ラ・ヴォレ 2022
VINO BIANCO FRIZZANTE
セミヨン80% 、マトゥラーノ20%
 
同じ日に手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。破砕した後、4日間スキンコンタクト。その後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾して、オープントップの発酵層で野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵させます。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。マストの一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。一次発酵が終わったワインをボトリングする際に、この冷却保存しておいたブドウ果汁を添加して、瓶内二次発酵を行います。しかし、ブドウ果汁以外の糖分や酵母、亜硫酸などの添加は一切ありません。また、濾過もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2022ヴィンテージのSO2トータルは2023年3月時点で19.2mg /l。ガス圧は2.2気圧。
ア・ラ・ヴォレとはテニス用語で「ボレーをする」という意味です。エチケットのイラストもテニスフレイヤーで、「このビオディナミのテニスプレイヤーは完全にナチュラルなボレーを持っています」というコメントが書かれています。ちなみに、テニスは造り手のロッコの趣味で、ワイナリーの敷地内にはテニスコートが造設されています。

 
  
  
  

Tinto di Rosso

ティント・ディ・ロッソ
VINO ROSATO FRIZZANTE
メルロー100%
 
手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。その後、オープントップの発酵層で、足によるピジャージュで3日間の果皮浸漬。その後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾して果皮と果汁を分離し、野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。マストの一部は、瓶内二次発酵を行う際のリキュール・ド・ティラージュとして使用するためにすぐに冷却して保存します。一次発酵が終わったワインをボトリングする際に、この冷却保存しておいたブドウ果汁を添加して、瓶内二次発酵を行います。しかし、ブドウ果汁以外の糖分や酵母、亜硫酸などの添加は一切ありません。また、濾過もデゴルジュマンも行いません。このため、澱に由来する濁りがあり、残糖も殆どないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテです。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。2022ヴィンテージのSO2トータルは2023年9月時点で38.4mg /l。ガス圧は2.4気圧。
このワインは、イタリアの映画監督Tinto Brass ティント・ブラスに捧げられたキュヴェだそうです。ティント・ブラスはイタリアで最も有名なロマンポルノの監督で、思春期のロッコを育てくれた先生だそうです(笑)。このためラベルの横にはイタリア語で「ロッコの思春期の先生」と書かれています。エチケットは、女優のCraudio Coleクラウディア・コールが主演した「All Ladies Do It(邦題:背徳小説第2章)」の映画ポスターのパロディです。ロッコは、Tinto Brass ティント・ブラスにもこのワインを贈ったそうです。

  
  

Sempre in due

センプレ・イン・ドゥエ 2021
VINO BIANCO
マトゥラーノ100%
 
手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。破砕した後、8日間スキンコンタクト。その後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾して、アンフォラで野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵させます。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。発酵終了後も引き続きアンフォラで、温度管理を行わずに自発的なマロ発酵とシュール・リによる熟成。熟成期間8ヶ月。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。2021ヴィンテージのSO2トータルは2022年10月時点で22.4mg /l。アルコール度数は12.0度。
ワイン名の「センプレ・イン・ドゥエ」とは、イタリア語「常に二人で」という意味です。テニスのタブルスの意味を掛け合わせています。エチケットのイラストは、ロッコとフランチェスコがワインについて議論しているライフシーンです。
 

    
 

Una al giorno

ウナ・アル・ジョルノ 2022
VINO ROSSO
メルロー100%
 
手摘みで収穫したブドウを一房一房手作業で除梗。オープントップの発酵層で野生酵母のみで温度管理を行わずに自発的に発酵。SO2やその他の醸造添加物は一切加えずに醸造。足によるピジャージュで約20日間のマセレーション。発酵終了後、手動の小さなバスケットプレスで圧搾。フリーランワインのみをグラスファイバーのタンクに移し、マロ発酵と8ヶ月の熟成。SO2は醸造中も瓶詰め時も無添加。無清澄・ノンフィルターで瓶詰め。2022ヴィンテージのSO2トータルは2023年9月時点で28.8mg /l。
ワイン名のUna al giornoウナ・アル・ジョルノとは、『一日に一本』という意味です。昔から地元の年長者達は「一日一本ワインを飲むことは、心と体にとって良いことじゃ。」と言っていました。美味しいワインは私達を幸せにしてくれます。このメルローは、村の年長者が言うように「一日一本」飲みたくなるほど、美味しいのでこの名前を付けました。そして、エチケットはユーモアを込めて薬の処方箋のデザインにしました。そこに「一日に一本」と書かれているわけです。