terracanta

   Lazio Castelli Romani 4 ha   biodynamica  nature
テッラカンタはローマの南東のカステッリ・ロマーニにあるカンティーナです。もともと1986年からビオディナミでブドウとオリーヴオイル、キウイを栽培してきた農園です。樹齢60年のブドウ木は、祖父がブドウ栽培を始めた1959年からずっと灌漑なしで栽培されてきました。これまで農園には醸造設備はなく、栽培したブドウは全て他のワインの造り手に売却していました。しかし、ナチュラルワインに対して強い情熱を持っていたカルロと妻のルチアが2019年に農園に参画。二人はナチュラルワインを造るためのカンティーナ、“テッラカンタ”を設立。醸造所も新設し2020ヴィンテージからナチュラルワイン造りを始めたのです。まだ新興のカンティーナですが、すでにローマとローマ近郊のレストランやワインバー、ワインショップで大人気を博しています。
 
  

Nina

ニーナ
IGT Lazio Bianco Frizzante
トレッビアーノ70%、マルヴァジーア・ディ・カンディア30%
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。地中に埋めたテラコッタ製のアンフォラで野生酵母のみで品種毎別々に自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、引き続きアンフォラで自発的なマロ発酵と熟成。瓶詰め前にブレンドして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰めし、収穫時にすぐに冷却して保存しておいたマストの一部を、リキュール・ド・ティラージュとして添加して瓶内二次発酵を行う。ブドウ果汁以外の糖分や酵母の添加は一切なく、濾過もデゴルジュマンも行わないナチュラルなアプローチで造られたフリッツァンテ。SO2はボトリング時に必要最小限のみ添加。総生産量5,300本。アルコール度数は11度。2023年5月時点のSO2トータルは31mg/l。
ニーナとは、私達の祖母の名前です。ジューシーでとても心地よい味わいのこのペットナットは、60年前にこの地に深い根を下ろして暮らして来た先祖へのトリビュート(感謝・尊敬)です。原点と未来、そして、シンプルさと共有の理念が軽やかな泡の中に隠されています。

   
  

Angelina

アンジェリーナ
IGT Lazio Bianco
トレッビアーノ100%
 
手摘みで収穫したブドウのうち50%は果皮とともに、残りの50%はダイレクトプレスして、別々に、地中に埋めたテラコッタ製のアンフォラで野生酵母のみで自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。引き続きアンフォラで自発的なマロ発酵と熟成。瓶詰め前にブレンドして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2はボトリング時に必要最小限のみ添加。2021ヴィンテージは9/13収穫。総生産量4,150本。アルコール度数は11度。2023年4月時点のSO2トータルは52mg/l。
アンジェリーナとは私達の母と娘の名前です。母はゴムの長靴を履き、真珠の首飾りを付けてブドウ畑を歩いていました。トレッビアーノのボディと力強さは、この土地の魅力や毎年異なるヴィンテージのように、唯一無二の個性的な美しさの中にあります。それは、感性と理解、選択と信頼です。まず自然に対して、そして次がワインに対して。このワインは自由に表現し、我々を驚かせてくれます。
 

   
  

Vallecaia

ヴァッレカイア
IGT Lazio Bianco
マルヴァジーア・ディ・カンディア50%、マルヴァジーア・デル・ラツィオ50%
 
手摘みで収穫したブドウを完全に除梗して圧搾。地中に埋めたテラコッタ製のアンフォラで野生酵母のみで品種毎別々に自発的に発酵。酵素や酒石酸、濃縮物、矯正剤、安定剤、その他の醸造添加物は一切付け加えずに醸造。その後、引き続きアンフォラで自発的なマロ発酵と熟成。瓶詰め前にブレンドして、無清澄、ノンフィルターで瓶詰め。SO2はボトリング時に必要最小限のみ添加。2021ヴィンテージは9/15~16に収穫。総生産量4,000本。アルコール度数11.5度。2023年4月時点のSO2トータルは47mg/l。
ヴァッレカイアは、この土地と歴史、目に見えない力、時間、そして溢れる活力の歴史です。粘土と凝灰岩、海と火山、複雑さと繊細さが、マルヴァジーアの魅惑的なアロマの持続性の中で一体となっています。柑橘系のアロマと、様々なニュアンスがダイレクトに感じられます。それは、私達と、そして私達を待っていた場所の生きた証であり、私達が今、声をあげようとしている証なのです。