Michele Lorenzetti

  
Toscana Mugello  2.7ha   biodynamica
ミケーレ・ロレンツェッティはビオディナミのブドウ栽培と醸造のコンサルタントとして、イタリア全土の数多くのワイナリーのコンサルタントをしているビオディナミワイン界では知らぬ人はいない巨匠です。ブドウ栽培をするムジェッロは、トスカーナでも極めて冷涼な気候に恵まれています。19世紀にはブルゴーニュ出身の醸造家がピノ・ノワールなどのフランスの高貴品種を栽培して、大きな成功を収めていましたが、フィロキセラによって荒廃してしまいました。ロレンツェッティは、この貴重な歴史を復活させるため、そしてこの地の大きな可能性を証明するために、フランス系の冷涼品種を栽培してワイン造りに乗り出しました。

   
 

Massimo Riesling

マッシモ リースリング
IGT Toscana
リースリング100%
モーゼルの古木のリースリングをマッサル・セレクションした苗木を知人の苗木家から購入して2006年に植樹
 
9月下旬に同時に収穫したブドウを数日間スキンコンタクト。その後、バリックで、野生酵母のみで自発的に発酵させる。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も加えず、温度管理も一切行わずに醸造。その後、18ヶ月間熟成させ、清澄も濾過も行わずに瓶詰め。ボトリング後、さらにセラーで12ヶ月寝かせてからリリース。SO2は必要最低限のみ添加。総生産量600本。2015ヴィンテージの2019年7月時点でのSO2トータルは37mg/l

 

 

  

   
 

Gattaia Pinot Nero

ガッタイア ピノ・ネロ
IGT Toscana
ピノ・ネロ100%(ピノ・ノワール)
 
9月中旬に収穫したブドウを野生酵母のみで自発的に発酵させる。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も加えず、温度管理も一切行わずに醸造。果皮浸漬は全房比率80%で2~3週間実施。その後、木樽で24ヶ月間熟成。新樽は用いず、容量225リットル、300リットル、500リットルなど異なる容量の樽を使用。清澄も濾過も行わずに瓶詰め。ボトリング後、さらにセラーで12ヶ月寝かせてからリリース。

 

 

  

   
 

Gattaia Bianco

ガッタイア ビアンコ
IGT Toscana
シュナン・ブラン70%、ソーヴィニョン・ブラン25%、ソーヴィニョン・グリ5%
※シュナン・ブランは、マルク・アンジェリのラ・フェルム・ド・ラ・サンソニエールのマッサル・セレクション
 
9月中旬に同時に収穫したブドウを48時間スキンコンタクト。その後、野生酵母のみで自発的に発酵させる。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も加えず、温度管理も一切行わずに醸造。その後、18ヶ月間熟成させ、清澄も濾過も行わずに瓶詰め。ボトリング後、さらにセラーで12ヶ月寝かせてからリリース。2015ヴィンテージの2019年2月時点でのSO2トータルは60mg/l

 

 

  

   
 

Nostrale Rosso

ノストラル・ロッソ
IGT Toscana
サンジョヴェーゼ 60%、カナイオーロ30%、マルヴァジーア・ネーラ10%
 
フィールド・ブレンドで、全ての品種を同じ日に同時に収穫して、同じ発酵層で一緒に醸造する。9月中旬に収穫したブドウを2~3週間かけて果皮浸漬。その後、野生酵母のみで自発的に発酵させる。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も添加することなく、温度管理も一切行わずに醸造。7ヶ月間熟成後、清澄も濾過も行わずに瓶詰め。2017ヴィンテージの2019年2月時点でのSO2トータルは41mg/l

 

 

  

   
 

Sauvignon Gattaia

ソーヴィニヨン・ガッタイア
IGT Toscana
ソーヴィニョン・ブラン80%、ソーヴィニョン・グリ20%
 
9月上旬に同時に収穫したブドウを、野生酵母のみでアンフォラで自発的に発酵させる。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も加えず、温度管理も一切行わずに醸造。マセレーションの期間は2ヶ月。その後、8ヶ月熟成させ、清澄も濾過も行わずに瓶詰め。ボトリング後、さらにセラーで12ヶ月寝かせてからリリース。SO2は必要最低限のみ添加。総生産量1000本。2017ヴィンテージの2019年2月時点でのSO2トータルは53mg/l

 

 

  

   
 

Nostrale Bianco 2017

ノストラル・ビアンコ
IGT Toscana
トレッビアーノ60%、マルヴァジア・ビアンコ・ディ・カンディア 40%
 
9月中旬に収穫したブドウを野生酵母のみで自発的に発酵させる。フィールド・ブレンドで、全ての品種を同じ日に同時に収穫して、同じ発酵層で一緒に発酵を行う。培養酵母や酵素、その他のいかなる醸造添加物も添加することなく、温度管理も一切行わずに醸造。7ヶ月間熟成させ、無清澄・無濾過で瓶詰め。2017ヴィンテージの2019年2月時点でのSO2トータルは67mg/l